55歳で会社を辞めて次に何ができるのかを考えてみました。自覚していない見栄が邪魔をしますが、それを捨て去ることや、越境転職を視野にいれて考えてみます。
できる仕事とやりたい仕事
どんな仕事ができるか考えてみよう
販売の仕事を長年やってきたので、最後にメンズアイテムの販売にたずさわってお客様の笑顔を見たいと願ったことはありました。ただ年齢の壁が大きく立ちはだかりました。マネージメントの経験はありますが、残り時間があまりにも少なすぎます。
希望がかなって、就職できたとしても戦力になる前に私は定年を迎えます。そんな私を戦力として迎えてくれる会社はありません。逆の立場でも私を戦力として採用はしないです。
- ドライバー
- 警備員
- 清掃スタッフ
- マンション管理人
- 営業
- 介護スタッフ
- WEBライター
- ホテルスタッフ
上記に記載した仕事が私の年齢でやれる可能性のある仕事だと思います。
ドライバー
私は車の免許は持っていますが、ペーパードライバーです。バイクを乗っていますから、運転はバイクのが自信はあります。人を乗せて仕事にすることはとても覚悟を固めることができませんでした。
リクナビからは、たくさんのオファー案件をいただきますが「応募」をクリックすることができません。まだ一人でバイク便をやった方が、覚悟はできると思います。
あとどうしても応募に踏み切れなかった一番の理由は「昼夜逆転」することが予想されるからです。こんな甘いことを考えていたら、仕事なんて見つからないですが「昼間に働いて夜は寝たい」そこは確保したいと思いました。
給与は「最初の12か月は30万」保証と夢のような金額が書いてあります。それでも応募することはできませんでした。運転に自信のある人にはお勧めできる仕事です。
警備員
警備員も、私のような年齢でもオファーは結構いただけました。ただどうしても武道をやっていないといけないのか?建物の前で重装備して辛いだろう。私個人のイメージがあまり良くないのでこちらは検討することはありませんでした。
夜間警備員や、巡回警備員などさまざまな種類があることもわかりました。給与はいい給与を記載してあります。興味と覚悟があれば検討するのもありです。
清掃スタッフ
毎朝出勤する時、駅のトイレの清掃をしている人をイメージして「大変だな」その一言でした。自分にできるかはわかりませんが、やれそうな仕事だなと思っていました。求人にあった募集はビルの清掃ですから、もう少し柔らかいイメージがありました。
清掃の仕事がやりたい仕事なの?
おそらく最後の転職になるので、「本当に清掃の仕事がやりたいのか」かなり自問自答しました。リクナビのサイトで「応募しませんか」をもらいましたが、これは何も保証はしていないオファーです。
この年齢になるまで何度か転職を繰り返しましたが、負けに慣れているわけではないので、無駄に応募して「厳選なる選考をしましたが、貴殿の希望に沿うことはできませんでした。」とお祈りメールになることを恐れました。
こうなると落ちることがちらついてなかなか応募に踏み切れません。私の年だと年齢と同じくらい応募しないと面接にたどり着くことは困難です。
どこでもいいから、応募すると「入社してから、辛い思いをします。」清掃の仕事を本当にやりたいのか、給与は自分が納得する額なのか?すべてを検証してから、応募しましょう。
介護スタッフ
人を相手にする仕事ですよ
本当に仕事にする覚悟はあるの?
介護の仕事は、50代後半の私でも、オファーを多くいただけた仕事です。仕事をしながら学校に行って資格を取り、取得したら現場を中心に業務を行います。
私の母は認知症の初期でグループホームに入所しています。それで少しだけ、現場で働くスタッフと交流はありますが、母が話す近況報告と私に話す連絡は微妙に違います。
- 人間関係がむずかしい
- 人を相手にした仕事なのでストレスが多い
- 仕事が激務の割に給与が恵まれていない
上記に記載しただけでも、この仕事の大変さが想像できます。それを自分の最後の仕事として挑戦していくには「覚悟」が必要です。この3つの要因は、どんな仕事をしてもついてくるものです。
介護の仕事はイメージ先行になってしまうのですが、決して楽な仕事ではないですし、資格がないとできる仕事も限られますから勤務してから日々勉強が必要になる仕事です。だからこそ「覚悟」をもって応募しないといけない仕事だと思います。
営業スタッフ
営業は若い時に経験したことのある仕事です。全く面識のない会社に行って「広告を出稿してください」とお願いに回る仕事でした。当然断られる回数が多いですから、メンタルもおかしくなって成績も上がるわけもなく、父に友人の会社を紹介してもらったのですが、上手くいかないで退職しています。
断られることを前提に新規開拓が必要になる仕事ですよ。
成績もしっかり給与に反映されます。
営業に向いている人はいます。断られて落ち込んでいたらやっていけないです。私は販売の仕事がしかやってこなかったですが、店舗にお客様が来店されて「何を探していますか」と聞くのが最初は苦痛でしたが、次第に慣れてお客様にダメ元で声をかけられるようになっていきました。
この経験則からすると、慣れるまでは大変だがコツをつかむと今までの経験が生かせる仕事だろうと思います。何を販売、営業するかは考える必要は当然あります。
ホテルスタッフ
信頼していた、先輩に騙されて給与も支払って貰えなかった
ことを忘れましたか?
私は心酔していた先輩の仕事を手伝ったら、奴隷契約で給与を支払ってもらえず、勤めていた会社を退職していたので大変苦労した経験があります。その仕事がビジネスホテルの受付でした。
- 人数が少ないので、24時間ホテルに拘束されます。
- パートのおばさんの対応に苦労します。
- オンとオフの区切りを見つけるのに苦労します。
- 仕事を任せることを覚えないとすべて自分でやることになりとても苦労します。
- 肉体的にも大変です。
上記に記載した5つが実際に経験して辛かったことです。給与を貰うことができなかったので、良いイメージはありませんが、ある程度のスタッフで運営していきますから、私が実際に経験したことは起きないと思いますが、昼夜逆転する仕事ですから肉体的に辛い部分もあると思って応募しましょう。
マンション管理人
マンションの住人のお世話をする仕事です。勤務時間は比較的に短い仕事なので肉体的には楽だろうと想像されます。
【仕事内容】
- 設備の点検
- 入居者やゴミ回収の立会
- 敷地内の清掃
- マンション訪問者への受付
- 管理会社への報告
- 管理の補助
仕事の内容は、特別なスキルがなくても対応できるので、中高年から人気のある仕事となっています。その分賃金は低いのですが採用に困らないので高い収入や正社員雇用は難しいでしょう。
やはり50代後半で挑戦できる仕事は覚悟が必要です。
WEBライター
WEBライターはどんな仕事をするのですか?
インターネット上にある記事を執筆する仕事になります。クラウドワークスやランサーズなどに登録して自分の出来そうな仕事に提案していくと、クライアントからお仕事をいただけるのが主な受注までのスタイルになります。
メリットとしては特別なスキルもいらないので、参入障壁は低いです。年齢制限も存在しないはずですがクライアントによっては「この案件は50代までをイメージしていますから辞退してください」と理不尽なことを言われます。
WEBライターの大変なことはありますか?
- 仕事を受注することが実績がないと簡単にはできない。
- 仕事の単価が安いので、金銭的に稼げない(個人差はあります。)
- SEOの知識がないと応募できる仕事が限られる。
上記に記載したことが、実際にやってみて強く感じることです。サラリーマンは出勤して何も成果を出していなくても、毎月お給料はいただけますが、フリーで仕事をすると受注しないとお金にはならないので、まずは副業としてやってみることをお勧めします。
まとめ
50代後半の転職は越境転職を視野に入れて行動してみましょう。
- 今までと同じ条件では仕事は見つからないことを受け入れましょう。(例外もあります)
- 今までのプライドは捨てて、転職活動しましょう。
- 年齢と同じ数を応募するつもりで活動しましょう。
- 年下のスタッフと上手くやりましょう。
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