親の介護をしたくない?母親との関係が上手くいかない56歳独身一人息子の悩み

日常

親の介護は義務なのでしょうか?一度はグループホームに入所してすべてが解決したかに思われましたが、ホームでの人間関係が上手くいかないので退所して一人で生活したいと訴える親に翻弄される息子の姿を書いていきます。

親の介護をしたくない

親の介護で悩む

50代未婚の筆者は、高齢の母親に言われて今も許すことのできない言葉があります。「お前のお父さんは性格も女癖もとても悪かった」「お前のために離婚しなかった」

本当のところはもう確認できないので、「なぜ死ぬまで黙っていてくれなかったのか」と母親に言ってみました。

「もう我慢できなかったので、言ってやった」と返答され実の母ながら呆れました。

貫一55
貫一55

お母様と過ごす時間はもう残り少ないです。

許してあげることはできないのですか?

私は一人っ子で父のことを尊敬していたので、亡くなってから父のことを悪く言う母を許すことはできません。

少なくとも母は、お金のことを心配しないで残りの人生を過ごしていけるのです。そのお金はすべて父が残してくれたものであることを忘れています。

貫一55
貫一55

それでもあなたは未婚で子供もいません

肉親はお母様だけですよね。

亡くなって天涯孤独になったら後悔しないですか?

許してあげることはできませんか?

母の暴言を許すことはないと思います。最近では認知症が進行しているので会話がかみ合わなくなりました。私の記憶の母はもういないと思うようにしています。

親の介護をしたくない・3回目の同居を迫られる

最近になって、グループホームの人間関係が上手くいかないので一人暮らしをしたいと相談されました。昨年も同じことを言われましたが結局ホームから退去することはありませんでした。

貫一55
貫一55

残り時間はもうわずかですよ

最後の親孝行で同居してあげることは

できないのですか?

母とは2度同居をしたことがあります。最近では東京に母が引っ越してきて同居をしましたが、1年も継続することはありませんでした。

  1. 30年近く1人暮らしをしているので、生活のリズムが母とあうことがありません。
  2. いくつになっても親だからと、生活に介入してきます。
  3. 食生活の好みがあわなくなっていました。

長い間1人で生活してきているのに、それを尊重することなく「いくつになっても親だから」と私の生活に介入してくることを許して、受け入れることはむずかしい問題です。

では同居しなかったら、どんな方法があるのかを調べてみました。

親の介護をしたくない・同居をしないで済む方法9選

3度目の同居の選択を迫られている筆者は、市役所に行き相談をすると以下のような選択肢を教えていただきました。👇

  1. 特別養護老人ホーム :原則、要介護3~5の方
  2. 介護老人保健施設  :要介護1~5の方
  3. 介護医療院     :要介護1~5の方
  4. 養護老人ホーム   :原則として65歳以上で非課税の方(お住まいの市役所にお問い合わせください)
  5. 軽費老人ホーム・ケアハウス
  6. 認知症高齢者グループホーム :お住まいの市役所にお問い合わせください。
  7. サービス付き高齢者向け住宅
  8. 有料老人ホーム(特定施設入所者生活介護等)
  9. 有料老人ホーム(住宅型)

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)とは、常時介護を必要とし、在宅での生活が困難な高齢者に対して、生活全般の介護を提供する施設です。略して「特養」とも呼ばれています。

 特別養護老人ホームでは、入浴、排泄、食事などの介護、その他の日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行います。(公益財団法人長寿科学振興財団より引用)

特別養護老人ホーム(特養)とは | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp) 

詳細はこちらのサイトもご覧ください👆

貫一56
貫一56

母はそこまでまだ弱っていないので

今はまだ入所はできません。

近い将来お世話になるはずです。

介護老人保健施設

医療ケアやリハビリを中心とした施設で、要介護1~5の方が入居できます。病院と自宅の中間的な役割になり自宅に戻ることを前提としたリハビリが中心になります。

入所可能期間は3か月から1年です。

介護医療院

要介護高齢者の長期療養、生活のための施設になります。主に長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護および機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設です。(厚生労働省ホームページより引用)

養護老人ホーム

生活環境上の困難を抱えていたり、経済的理由で困窮していたりする高齢者が、社会復帰を目指すための施設です。対象者は65歳以上の高齢者であり、かつ事情があって自宅で暮らすのが難しい方が該当します。たとえば、以下のようなケースが挙げられます。

*身寄りがない
*経済的に困窮している
*家族から虐待を受けている

貫一56
貫一56

自分に置き換えるとどの条件も該当しそうです

入所対象者は自立した高齢者であることから、職員の介護サービスの提供を受けることはできません。生活支援サービスを受けながら自立した生活ができるようになることを目指します。

軽費老人ホーム・ケアハウス

無料または低額な料金でさまざま理由により、ご自分の住んでいる住居で生活するのが困難な高齢者を入所させ、食事や日常生活に必要な便宜を提供する施設として創設されました。種類としては軽費A型、軽費B型の種類があります。

ケアハウスは安心して生活を営める住まいとして食事その他日常生活上必要な便宜を提供する施設です。

認知症高齢者グループホーム

貫一56
貫一56

母はこのカテゴリーのグループホームに

入所しています。

認知症の高齢者が家庭的な環境で自立した日常生活を送ることを目指した施設となります。

コロナ禍の影響で、面会も制限されていますので日常的な生活がおくれているのかはわかりません。母が入所しているグループホームでは居住している人との人間関係もむずかしいとよく愚痴を言われます。

サービス付き高齢者向け住宅

マンションのように独立した住居で暮らしながら、生活支援サービスを受けることができます。公共の施設だと外出の際は付き添いや、許可が必要ですがこちらはその必要はありません。

比較的に自由度が高い施設ですが、介護の度合いが高くなると退去しないといけないケースも発生します。

貫一56
貫一56

母にはこのようなスタイルがあうのかもしれません

現在の認知症の進行具合が心配です。

有料老人ホーム・

高齢者が健康を維持しながら生活できるように作られた住まいのことです。基本的には民間の企業が運営していて食事や介護などのさまざまなサービスの提供を受けられます。

介護付、住宅型、健康型と3つのタイプがあるので用途に応じて問い合わせをしてみましょう。

親の介護を拒否することはできるのか

調べてみると衝撃の以下の事実がわかりました。👇

民法では親の介護は子供の義務であると定められています。

もし介護の必要な親の面倒を放棄し、その親が死に至ったら保護責任者遺棄致死罪」という罪に問われ、懲役3ヵ月以上5年以下という刑事罰が科せられることもあります。

貫一55
貫一55

やはりお母様の面倒を観る義務がありますよ

考えなおしてください。

介護は義務であって強制ではありません。筆者のように自分のことで精いっぱいの人には負担になるばかりです。

まだ母と同居している時に、母との生活がつらくて親戚の叔父と叔母にアドバイスを求めグループホームを探して入居した経緯があります。

そのため同居という選択はとれないですが、現状グループホームで生活するのがベストではあります。

親を捨てた感覚

親を捨てた感覚はある

介護を放棄して自分の生活を守っても、グループホームで最後を母が迎えることになったとして後悔は必ず残ります。

母がグループホームで生活をしてからは「親を捨てた」感覚苦しみました。その感覚は今でもあります。かといって3回目の同居生活が上手くいく保証はありません。

母親が本当に退所を希望してきたら、「最後のつもりで同居を受け入れるしか方法はありません」そうならない為にも

  • 息子との同居をするなら生活に介入しないでほしい
  • 上手くいかないことをお互い自覚してほしい
  • 緊急避難的に同居を再開しただけで、長くは維持できないです

一人息子に言われたらかなり残酷なことも母に伝え、現在は母からの返事待ちの状態です。

まとめ

  1. 親の介護がむずかしいなら、一人で抱え込まないでいろいろな行政に相談することができます。
  2. 介護を放棄しても後悔は必ず残ることを忘れないようにしましょう。
  3. 介護は義務であって強制ではありませんが、民法では刑事罰が課せられることもあります。
  4. 親の人生ではなく、自分の人生を優先していいと思います

最終的には決断するのは自分自身ですが、いろいろなところで相談してみて後悔の少ない決断をしましょう。

おわり

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